うまくいくはずだったのに ああ失恋

あれは小学一年生の頃のお話。赤いランドセルを背負って新生活の始まり。家から学校へ向かう途中で道路を横断しないといけない場所があった。
そこで信号待ちをしていると毎日同じ場所にいる赤い服をきた男の子。背格好は私よりは少し高いくらい。
最初はあまり気にならなかったけど毎日同じ場所にいるので気が付いたら意識し始めていた。そんなある日いつものように信号待ちしていると突然の雨。

そのとき傘を持っていなかった私はすぐ近くの軒下へダッシュ。するとちょうどその赤い服を来た男の子がすでにそこにいつものように立っていた。
ドキドキする私は恥ずかしてその男の子を見ることもできない。「話しかけてくれないかな?」とテレパシーを送ってみるけど届くはずはない。
あいかわらず彼は無言。雨はいっこうに止む気配がない。むしろ雨あしは強まるばかり。そんなとき私は思い切って彼の方を向いて話しかけてみた。

「雨なかなかやみませんね」・・・彼は返事をくれないだけではなく私の方さえ向かず微動だにしない。
それもそのはず。赤い服を来た男の子は郵便ポストだったから。度近眼の私はそれに長い間気が付いていないだけでした。
あのドキドキを返して。これが私の初恋で失恋したお話でした。ちゃんちゃん。

片思い 疲れた 距離を置く

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